• 『ポッピンQ』新作短編小説を制作するクラウドファンディングが大反響! 宮原直樹監督が語る「新しいスタートライン」
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2019.11.21

『ポッピンQ』新作短編小説を制作するクラウドファンディングが大反響! 宮原直樹監督が語る「新しいスタートライン」

(C) 東映アニメーション / 「ポッピンQ」Partners 2016


——映画本編でもエンドロール後に、5人が高校に入学した以降の描写がされていましたよね。

宮原 一度コミカライズでもサイドストーリーを作っていて、それは完全に本編のエピローグ的なものだったんですが、今回は完全に「プロローグ」の形を取っています。ですので、映画本編からつながる流れと、ここから何が起こるのかという予兆と、両方を盛り込んでいる形になります。

——逆にここから始まる物語のプロローグになっているということなんですね! もうかなり書き上がっているんですか?

宮原 大まかな骨格はもうすでにできていて、ここからシェイプしていくような感じですね。

——250万円という目標で始められたクラウドファンディングですが、すでに750万円を超えています(※インタビュー時点)。こんなに大きな反響があるというのは予測されてましたか?

宮原 開始するときは、自分でどれだけ貯金下ろせるかな、って思ってました(笑)。そんなことを考えてしまうくらいだったので、これほど多くの方に支援していただけるというのは予測していませんでした。

——あ、呼び水としてご自分でまず自腹を切ろうかくらいの(笑)。

宮原 そうですそうです(笑)。

——でも実際には目標は初日というか開始1時間でクリアして、その後も伸び続けているという。その『ポッピンQ』ファンの熱意はどう感じていらっしゃいますか?

宮原 ちょっと怖くなってしまったというか、そのご期待にいかに応えるか、ということを考えて、より真剣に取り組まなければいけないなと、背筋が伸びる思いですね。

——これだけ多くの皆さんの支援を得ていることを考えると、その「さらに先」という期待もしてしまうんですが。

宮原 あると思います。この先さらに1つ、2つといった感じでつなげていければと思っていますし、これだけの反応をいただいたので、階段を1段1段と思っていたのが1段飛ばしくらいの勢いでいけるかもしれませんし、うまくこの熱意と盛り上がりから生まれた成果を皆さんと共有できればと思っています。

文/小田サトシ

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