• 俳優・塩野瑛久が舞台『里見八犬伝』から『獣電戦隊キョウリュウジャー』当時も振り返る!
  • 俳優・塩野瑛久が舞台『里見八犬伝』から『獣電戦隊キョウリュウジャー』当時も振り返る!
2019.10.14

俳優・塩野瑛久が舞台『里見八犬伝』から『獣電戦隊キョウリュウジャー』当時も振り返る!

主演ドラマに映画、舞台と、この秋出演作が目白押しの塩野瑛久さんインタビュー【後編】



——2018年夏に上演された男劇団 青山表参道Xの旗揚げ公演『SHIRO TORA ~beyond the time~』でも殺陣のシーンがありましたね。

塩野 僕が演じた間瀬源七郎は、武士らしさがとても強く出ている役でした。物語がファンタジー寄りだったので、キャラの濃さを意識しながら演じていました。現代にタイムスリップした源七郎は、小日向真希(演・定本楓馬)と行動を共にするので、稽古中も相談しながら一緒に作り上げていきました。白虎隊のメンバーを演じた栗山(航)くんと(西銘)駿と僕は、もう細かいことを言わずとも通じ合っているような感覚があったので、チームワークもバッチリだったと思います。

——旗揚げ公演でしたが、ほかのカンパニーで舞台をやる時との違いはありましたか?

塩野 ちょっと初心に帰れた気がしました。スタッフさんたちも僕らを甘やかさなかったですし。知り合いが多いので、だらける瞬間がどうしてもあって、演出家の伊藤マサミさんがビシッと言ってくださる場面も何度かありました。でもそういう環境だったおかげで、各々がやる気を出せたと思うし、「旗揚げ」に対する緊張感もしっかり持てました。普通の劇団は自分たちでセットを組んだりすることが多い中、この作品はスタッフさんが協力してくれる態勢で、僕らが自分たちでやることもなかったんです。ただ、メンバーの半数以上が舞台未経験者だったから、それがありがたいことだとわからない人も多くてピリついた場面もあったけれど、結果的にみんなが同じ方向を向いて頑張れたのは良いことだったなと思います。

◆これまで演じた役の中で素に近いのは……

——ドラマ、映画、舞台と多くの作品に出演していますが、素の自分に一番近いのは?

塩野 どの役も、自分と通ずるところがある気がします。例えば『キョウリュウジャー』にクランクインしたばかりの頃の自分は、ある種尖っていて、斜に構えているところなんかはソウジと共通するところでした。舞台『純平、考え直せ』の純平に関しても、当時のマネージャーから今でも「当時の瑛久だからこそ演じられたと思うし、ハマっていたよね」と言ってもらえたりします。嬉しい話ですが、冷静に考えると反社会的勢力の鉄砲玉という役どころがハマっているって、どうなんでしょう……?(笑)

——(笑)。役者をやっていてよかったなと思うことはどんなこと?

塩野 僕を応援してくれる人から「塩野くんを見ると元気づけられる」と言ってもらえるのがすごく嬉しいです。一人の人間が仕事をしている姿を見て、励まされたり元気になれるって、すごいことだなと……。引き続き役者のお仕事を頑張りますので、見ていてください! また、僕はアニメが大好きなので、アニメージュ8月号で(西銘)駿や(飯島)寛騎とやった座談会のように、またアニメを語れる場があるといいな(笑)。


塩野瑛久(しおの・あきひさ) Profile
1995年1月3日生まれ/東京都出身/オスカープロモーション所属/最近の出演作にW主演ドラマ「Re:フォロワー」(原田優作役)(テレビ朝日系 毎週土曜深夜2時30分 ほか)が放映中。舞台「里見八犬伝」(犬坂毛野役)が、10月14日からなかのZERO 大ホールほかにて上演。
Twitter◆@akihisa_shiono
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カメラマン/福岡諒祠 スタイリスト/山本隆司 ヘアメイク/佐藤友勝

取材・文/アニメージュ編集部

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