• 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』本予告やのんのアフレコ映像公開
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2019.10.10

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』本予告やのんのアフレコ映像公開

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が12月20日(金)より公開

2016年11月12日に公開され、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、仏・アヌシー国際アニメーション映画祭優秀作品賞など国内外で70以上の賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ『この世界の片隅に』。3年の月日を超え、新たにエピソードを追加した新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が12月20日(金)より公開される。

今回、すずと遊郭で働くリンを主軸に、愛らしく切ない予告編が完成し公開された。
予告編では、すずが描いた“あいすくりいむ”や“ハッカ糖”、“わらび餅”などお菓子の絵について、リンと楽しそうに笑い合う場面や満開の桜の木を背に語り合う場面など、二人のこころの交流が描かれている。

また、前作では描かれなかった周作を巡るすずとリンの関係性が垣間見えるシーンも。
ある日、周作の部屋で“最後のページの一部が切り取られたノート”を発見したすずは、ひらがなが読めないリンが「ええお客さんが書いてくれんさった」と、リンの名前と住所が書かれた“ノートの切れ端”を嬉しそうに見せてくれたことを思い出す。白い息を吐きながら、寒空の下を曇った表情で歩くすずの姿と、「周作さん、うちは何一つリンさんに敵わん気がするよ」と話すすずの声が挿入され、周作を巡る三人の物語を喚起させる内容になっているという。

さらに、北條すず役・のん、白木リン役・岩井七世のアフレコ映像も初公開された。
のんは、3年ぶりにすず役を演じ「時を経て、同じ役に挑むことは初めての経験だったので緊張しましたが、スタジオでは監督とリン役の岩井さんと一緒に収録することができたので、すぐにすずを思い出せた気がします。今までのすずさんと違った一面もあるので、面白かったです。」と、前作との違いについて語り、同じく3年ぶりにリンを演じた岩井七世は、「このような形でまた映画館で上映されるということで、本当に最良の形だと思いますし、台本と絵コンテが送られてきたときは、“やっとだ”という思いから涙が出ました。」と感慨深いコメントを寄せている。

■本予告映像


■インタビュー&アフレコ&本予告


〈イントロダクション〉
国内外で高い評価を受け、2016年の公開から1日も途切れることなく900日以上にわたり上映が続けられている映画『この世界の片隅に』。本作はそんな『この世界の片隅に』に、原作の魅力的なエピソードの数々を散りばめた新作です。すずを取り巻く人々の「さらにいくつもの人生」がより深く描かれることによって、私たちは知ることになります。すずの中にあったほんとうの感情を。そして誰もが誰かを想い、哀しくも優しい秘密を抱えていたことに。たおやかな温もりに満ちた新たな物語が、この冬、深く沁みわたります―

〈ストーリー〉
広島県・呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるものの呉ではじめて出会った同世代の女性に心を通わせていくすず。しかし、ふとしたことをきっかけに、すずは周作とリンの過去に触れてしまう。
すず、リン、そして周作。それぞれが内に秘めた想いを抱えながら、日々を懸命に生きていた。
そして昭和20年の夏がやってくるーー。

〈キャスト〉
のん/細谷佳正/稲葉菜月/尾身美詞/小野大輔/潘めぐみ/岩井七世/牛山茂/新谷真弓/花澤香菜/ 澁谷天外(特別出演)

〈スタッフ〉
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊) 
企画:丸山正雄 
監督補・画面構成:浦谷千恵 
キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典


(C)2019こうの史代・双葉社 / 「この世界の片隅に」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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