• デジモン20周年記念プロジェクト、短編アニメ『メモリアルストーリー』へのみんなの思い
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2019.09.27

デジモン20周年記念プロジェクト、短編アニメ『メモリアルストーリー』へのみんなの思い

「デジモンアドベンチャー20周年記念プロジェクト」プロデューサー木下陽介さんインタビュー 第2回



HH では他の4話は『LAST EVOLUTION 絆』の脚本がまずあって、そこから考えた感じですか。

木下 そうですね。今年の11月に渋谷PARCOに東映アニメがオープンするシアタールーム併設のショップでお買い物をしていただいた方にそこのシアターで観てもらおうという目的もあって、短編の1本目と2本目は『LAST EVOLUTION 絆』の公開時期にあわせて考えました。劇場公開前に流す1本目は前日譚みたいなものです。公開中になる2本目は劇場版のある場面の裏側を描いたものになります。3本目と4本目は、誰も作らないだろうなということをやりたかったのと、劇場版は限られた時間の中で、活躍できるキャラクターも限られてしまうので、劇場版でメインでの活躍が少なかった子たちが活躍する話になってます。具体的に言うと、丈とゴマモンで1本。もう1本は、「ジョグレス進化」をテーマにして作りました。基本的にはファンサービスを意識した5本になっていると思います。

HH 古くからのファンにしてみると初代プロデューサーの関さんが参加されるのは大ニュースですね。

木下 劇場版の田口監督や脚本の大和屋暁さん、渡辺けんじさん達と食事してる時に、クラウドファンディングで短編をやるという話が出たら、まず大和屋さんが「何で俺に書かせないんだ、やらせてよ」って言い出して、その流れで田口監督もけんじさんも参加することになったんです。それで、じゃあ関さんも巻き込もうという話になって。田口監督はその時まだ本編の絵コンテで苦しんでいたんですが、終わって落ち着いてからちょっと羽根を伸ばせて楽しめるものができるならって言って、本当に2日くらいで絵コンテをあげてきましたね。なんかノリで決まっちゃったみたいな感じもありますが、ファンサービスという意味では関さん、大和屋さん、けんじさんらオリジナル・メンバーの参加は必然でした。 関さんは劇場版本編の脚本の打ち合わせにも参加してもらってますし、20周年に関してもいろいろ協力していただいてます。関さんはアドバイスというよりは言いたいことを言うっていう感じなんですよ(笑)。脚本の打ち合わせの前に「私まだ読んでないから後で行くね」って言われて、会議が始まると少しして来て「太一はこういう感じじゃないわね。これは言わないわね」みたいな。あと、「デジタルって言ってるけどアナログが大事なのよ」とすごく言われましたね。20年前もこういう感じだったよって。

HH 凄いメンバーで作られてるんですね。『メモリアルストーリー』は本当にファンが大喜びする物になりそうですね。

木下 それがやっぱり一番ですから。喜んでもらえることを忘れないようにしてます。

さらに気になる劇場版『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』についてもバッチリ聞いちゃいました! 第3回に続きます!!




★クラウドファンディング「20th DIGIMON ADVENTURE メモリアルストーリープロジェクト」
申込募集中〜2019年10月2日(水)23:59まで

映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』

文/今秀生

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