• アニメ『ビジネスフィッシュ』でヒロインを演じた武田玲奈にインタビュー!
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2019.07.14

アニメ『ビジネスフィッシュ』でヒロインを演じた武田玲奈にインタビュー!

アニメ『ビジネスフィッシュ』ヒロイン・乙姫 舞を演じた武田玲奈

体は人間で頭は魚、というサラリーマン・魚脇タイを主人公に、仕事にコイに奮闘する姿をシュールでゆる~い世界観で描くニュースタイルアニメ『ビジネスフィッシュ』。『架空OL日記』をはじめコミカルなドラマやバラエティを手掛けている住田崇が監督を務めるなど、従来のアニメとは一線を画すスタッフによって制作、さらに演者が声だけでなく動きや表情も含めて演技をする「全編モーションキャプチャー」による特殊な制作方法を取り入れている。

そんな『ビジネスフィッシュ』に、ヒロインの乙姫 舞(おとひめ まい)役として出演するのが、今年4月クールに放送されたTVドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』で浅川由那役を好演するなど、女優・モデル・グラビアと多彩な活躍を見せている武田玲奈。『ビジネスフィッシュ』ではモーションキャプチャ―に初挑戦し、コミカルな世界観に飛び込んだ彼女本作出演にあたっての想いを語ってもらった。


――『ビジネスフィッシュ』という作品に出演するにあたって、作品の第一印象はどんなものでしたか?

武田玲奈(以下武田) 資料を読んだりお話を聞いたりして、とにかくシュールで、いままでにない作品だなと思いました。ふつうのサラリーマンのお話なんですけど、頭が魚だったり、イカだったり、海老だったりっていうキャラクターが出てきて。でも、その人たち……人? なのかな……(笑)。その人たちがなんの疑問もなく社会に溶け込んでるんですよね。

――そういったキャラクターの中で、武田さんは「乙姫舞」というキャラクターを演じているわけですが……。

武田 乙姫舞ちゃんは、見た目は人間です(笑)。最初、キラキラしたアイドル的なキャラクターなのかな、と思ったのですが、住田監督から「可愛らしい、というよりイマドキのOL像という感じでお願いします」とお話をされて。なので、自分なりに「イマドキのイケてるOL」というのをイメージして演じようと思いました。

――インスタが趣味、という設定ですもんね。

武田 そうですね。イマドキです(笑)。

――この作品は「モーションキャプチャ―」で制作されていますが、そちらについては?

武田 まず「モーションキャプチャ―」というものを知らなかったので、「なんだろう?」というところから始まりました。撮影に入る前にスタジオで練習する機会をくださって、その練習で「こういう風に撮るんだ!」って知った感じです。全身タイツのような、あとたくさんセンサーが付いているスーツももちろん初めて着ましたし、撮影するとき、私たちの動きを読み取らせるために毎回「Tポーズ」をするんですけど、それがおもしろくて、(共演の)皆さんといつも笑っていました(笑)。

――(笑)。アフレコはせず、声と動きを一緒に演じる撮影はいかがでしたか?

武田 あとからCGになるので、動きにいろいろと制限がありました。物を触ったりつかんだりするのもひと苦労で、その中で演技をしなければならなかったので、難しかったですね。でも、横のモニターにはキャラクターになってる私たちが同時に映っていて、他のキャラクターの動きだったりが面白くて。次第に撮影にも慣れていったので、楽しかったです。

――本作の住田崇監督についてはいかがですか?

武田 コミカルなドラマやバラエティなどですごく活躍されている方だけあって、「笑い」というものにこだわりを持っている方だと思います。私は普段バラエティなどにはあまり出ることがなくて、コメディの作品もあまり経験がなかったこともあって、演技で「笑い」を生み出すのは難しかったですね。ラブストーリーだったりミステリーだったり、いろいろなジャンルの作品に出演させていただいてますけど、コメディが一番難しいと思います。

――どのあたりに難しさを感じますか?

武田 お笑いとかバラエティはTVでよく観るんですけど、いざ自分で人を笑わせるのは……。それもドラマや映画などでセリフや動きが決まってる中で、観ている人を笑わせるっていうのは難しさを感じますね。でも、新しいことをやるのは好きなので、今後はコメディ作品にもチャレンジしていきたいと思います。

文/小田サトシ

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