• 『リラックマとカオルさん』制作スタジオ・ドワーフの現場に行ってみた!
  • 『リラックマとカオルさん』制作スタジオ・ドワーフの現場に行ってみた!
2019.06.07

『リラックマとカオルさん』制作スタジオ・ドワーフの現場に行ってみた!

『リラックマとカオルさん』を制作中のスタジオ内にて

『リラックマとカオルさん』は、2003年に登場したサンエックスの大人気キャラクター、リラックマを初めてストップモーションアニメーション化し、Netflixで4月19日から配信中だ。「都内に住むOL、カオルさんの家に住み着く、背中にチャックの付いたクマ」というシュールな設定とマイペースなライフスタイルが多くの女性に支持されてきたリラックマたちと、悩み多き等身大の女性としてのカオルさんの生活を描く。制作を担当しているのは、『どーもくん』や『こまねこ』などで知られるこま撮りアニメーションスタジオ、ドワーフ。『リラックマとカオルさん』を制作中に、その現場にお邪魔した際のレポートを改めてお届けする!

▲制作は10班に分けて進められた。シーンごとに、それぞれのシチュエーションに応じたセットが組まれている。上の写真はカオルさんの部屋、ダイニングキッチン。人形の姿勢を保持しながら、少しずつ動かして撮影していく。少しのずれが画面の上では大きな違いになってしまうのでスタッフの表情は真剣そのもの。

▲カオルさんとリラックマたちが暮らすアパート。12ヶ月のストーリーを描くので、四季折々の移り変わりも表現されている。外観の写真は雪が積もっている冬のものだが、部屋の中の小物なども話数によってこまめに変更されていたりするので、それを見つけながら観るのも面白そうだ。

▲カオルさんをはじめ、キャラクターの衣装は専門のチームによる手作り。出勤時や家でくつろいでいるとき、お出かけするときなど、バリエーションも豊かで見ているだけで楽しい。

▲カオルさんたちが暮らすアパートの近所の河原の土手も、印象的なシーンでたびたび登場。動きのタイミングや位置関係などは、リアルタイムでモニター上でチェックしていく。


ドワーフを訪れたのは昨年のちょうど今頃、制作も佳境に入っていた時期。わずかな振動や風でも撮影に影響を及ぼしてしまうので、そろそろ暑くなり始めていたにもかかわらずなるべく空調を使わないようにしている、とのことだった。取材班も静かに歩く、暗幕に触らないなど諸注意についてレクチャーを受けてからの取材で、中々の緊張感! 出来上がった映像を見れば、リラックマ、コリラックマ、キイロイトリ、そしてカオルさんたち人間のキャラクターのモーションに、現場の制作スタッフの細やかな気づかいが息づいていることが確認できる。「これはどうやって撮影されたのかな?」などと想像を巡らせながら見てみると、何回でも楽しめると思う。


そして、そんな『リラックマとカオルさん』のコマ撮りの撮影セットや、リラックマやカオルさんたちの人形など、撮影にまつわる繊細で美しい造形品が初公開される展覧会が7月31日(水)より開催! 思わず自慢したくなってしまうフォトスポットや、お気に入りのぬいぐるみをかわいいセットで撮影することができる、特設ぬい撮りスポットも。もちろん、ここでしか買えないイベント限定グッズも。


■リラックマとカオルさん展
会期:2019年7月31日(水)~8月14日(水)
会場名:小田急百貨店 新宿店本館11階=催物場
問合せ先:TEL 03‐3342‐1111
主催:リラックマとカオルさん展 実行委員会
監修:サンエックス株式会社
協力: Netflix 株式会社、 株式会社ティー・ワイ・オー / ドワーフ スタジオ


Netflixオリジナルシリーズ

『リラックマとカオルさん』


4
19日(金)よりNetflixにて全世界独占配信中

出演:多部未華子 ほか

脚本:荻上直子

クリエイティブアドバイザー:コンドウアキ

監督:小林雅仁

13話・各11分/4K対応

 

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